フリーランスとひとくくりで言っても、職種も仕事の内容もたくさんあるわけで。
ということは、働く時間帯も十人十色、百人百色な訳で。
勤務時間を自由に決められるのがフリーランスの良いところですけれど、それは裏を返せば「自己管理が大前提」ってことなのは、あちこちで聞く話です。
…それ、フリーランス本人だけの話だと思ってました。
嫁だって影響を受けちゃうんだな
我が家は、夫がフリーランスでお仕事しています。
お仕事によって対応時間や作業場所などは様々で、日々一定のリズムでお仕事ではなくなりました。定時があった時は、勤務時間(例えば始業○時〜終業○時)を軸に生活を組み立てれば、こちらもある程度の生活リズムが出来ていたんですけれど、定時は今は無い。
さらには、直前や当日に予定変更になることもしばしば…。
これ、あまり嫁には関係ないかな〜〜〜本人が上手く仕事回せばいいだけだし〜〜〜と思っていたのですが、意外と嫁にも影響が出てきました。
家事をするにも気を使ってしまう
我が家ではカレンダーアプリを共有して、お互いに干渉する予定を把握していますが、夫がフリーランスになったことで、直前や当日の予定変更が増えてきました。
嫁としては、なるたけ夫の予定を把握して、ご飯だったり家事だったりをちゃっちゃと済ませたいんですよね。そして自分の時間を作りたい。
音の出る家事は、なるべく自宅作業のない時間帯にするとか(電話で打ち合わせしたりするのを邪魔したくない)、現場仕事だと体力仕事だから、帰宅したらご飯がすぐ食べられるように準備するとか…。
出来ないことも多いんですけれど、嫁業務で出来ることはやりたいなぁ、と思っているわけです。気持ちだけは大きくてよ…!
しばらく出来うる限り柔軟に、くるくる変わる旦那氏の予定に合わせて自分の作業や家事などをしてきたんですが、自分のリズムで動けないということは、地味〜にストレスが溜まるもので。だんだんと自分の時間が侵食されてるような感覚になってきてしまいました…。
「これはいかん気がする」と思った私は、ある日の夕食後にひとりフラフラと散歩に出ていました。
寄り添いたいけど、振り回されちゃ意味ないかもなぁ、なんて
それは夏の日暮れ後、暑さが少し和らいでくる時間帯でした。
少しずつ見えてくる星を空に眺めたり、町を眺めたりしながら一時間ほどぼんやり歩くと少しスッキリしてきた感じがしてたんです。
何をどうすれば良い、という具体的な「回答」があったわけではないのですが、強いていうなら「散歩する」こと自体が回答だった気がします。
散歩することでリセット出来た気がしたんですよね。
これは良いかも…?と思った私は、試しに翌日と翌々日と、夕方の散歩に出ました。
今度は近場の運動公園に。片道15分ほどで到着し、公園内のウォーキングコース周回1kmちょいを、15分くらいでのんびりと2周します。そしてまた15分かけて帰宅。これでちょうど一時間ほどになります。
じわりと汗をかく程度の運動量ですが、普段インドアな私には程よい具合でした。
心地よく疲れた体で歩くうちに少しずつ考えたことは、
「楽しそうに働く旦那氏をサポートするのは、私自身のやりたいことではある」
「だから、なるべく寄り添いたい」
「だけど、振り回されたいわけではない」
…と、いうこと。
一旦「ヨメの私」をリセットすることが必要だ、と思ったんです。
一日の中にリセットボタンを仕込んでみること
それから三週間ほどが過ぎましたが、今のところ順調に散歩は続いています。
夕食前後のタイミングで、散歩という名のふらり旅。
これが良い感じに「一日をリセットするボタン」になってくれているみたい。
一日の時間割を作ったりして、規則正しく生活するのが良いのだろうなぁとは思いますが、それがままならない状況が出てくることもやっぱりあるんですよねぇ。
そういう時に、思考をクリアにしてくれるボタンがあると気持ちの切り替えがしやすいな〜と実感してきたところです。
つくづく、「自由過ぎても動きづらい」ことってあるな、と。
しばらくはこの「散歩リセット」を軸に、生活リズムを整えてみようと思います。
おまけ。
「私、しばらく夕方は散歩に行くから」と宣言して、旦那氏の都合をちょっぴりだけ見ないフリ(笑)していましたら、「俺も運動しようかな〜」と言い出したので、運動公園まで一緒に行くことになりました。
どうしても仕事の都合がつかないときは、私だけで行きますが、「夕方は運動公園にいく」という一日のキーポイントができたのは、旦那氏にとってもメリハリになってきたようです。
私は散歩、旦那氏はジョギングなので、公園に着いたら別行動なので、リセット効果は持続中。
こうやって二人の生活リズムが整ってくると良いなぁ。