形が無いから、好きな形にしてもいいってこと

少し前のことになるのですが、今年の誕生日に旦那氏に石をもらいました。

ジュエリーなどの宝石ではなく、雑貨屋さんで見つけた天然石。パワーストーンって言うのかしら?

たまご型に磨かれたかわいいこです。

天然石は気になってはいたものの、ピンとくる出会いがなく、今まで手に入れたことはありませんでした。根拠はないけれど、必要になれば手元にやって来るんじゃないかな、と思っていて。

そしたら今年、なんとなく手元にやってきました。

強烈な欲求とか、劇的な出会いとかではなかったです。なんかこう、天然石との出会いって、ドラマティックな何かがあるはずと思い込んでたんですけれども。

ふらっと入った雑貨屋さんの一角で見つけたこの石は、手に取った時に重みと丸みがやたらとしっくりきたのを覚えています。「ああ、石だなぁ」と思える(いや石だから当たり前なんですけれど)適度な重みと、私の手の中にすっぽり収まる大きさ。

手に馴染む、ってこういうことなのかなぁ、などと考えながら、手のひらで握ったり転がしたりしているうちに、気に入ったんなら買えば良いよ、と旦那氏に言われて。

あ、私これが気に入ってるのか。そうかそうか。じゃあ連れて帰ろう、と購入。

手にした瞬間にビビッとくるとか、石からパワーを感じた!とかは無くて。ただただ、「しっくり手のひらに馴染む」感覚だけのお買い物でした。

君、そういう名前なの?

それから数ヶ月の間、パソコンの側でちょこんと佇む役目を担っていたこの石。

名前も知らないままに愛でていたんですが、今日ふと気になって見てみたら、台座に「FLTエッグ」とシールが貼ってありました。検索してみても「FLT」で完全に一致する情報は見当たらなかったんですが、画像なども含めて比較してみて、もしかしてこれかもしれない、というものを発見。

「フローライト(Fluorite)」かな?

和名が蛍石(ほたるいし)という、これまたふんわりかわいい名前でした。このフローライトで一番多いらしい緑と紫の層になった形状が、我が家に来た子と似ているんですよね。

↑石は撮るのが難しい…。ちょっと灰色味のある緑色で、裏面に紫の層もあるんです。

フローライトにまつわる意味や、効能(?)といった記述を見るのも楽しい。この子が本当にフローライトだったら、お店で出会った時に、私はそういうものを求めていたのかなーと振り返ってみたり。たまご型自体に再生の意味があるらしいとか、知らないことを知るのは面白いなぁ。

どこか専門のところに本当の名前を確かめに行くのも楽しそうですが、今はしばらく「フローライトだったらいいな」とした曖昧さを含めて愛でていたいところです。

形が無いから、好きな形にできることもある。

そういう気分なのでした。

おまけ

なんで買ってしばらく経ってから名前が気になったんだろう?と思ってたんですけれど、いくつか天然石のサイトを見ているとこんな記述が。

■9月11日の誕生石レインボー・フローライト
http://誕生石.biz/9gatu11niti/

あーそうか、今日が一番ぴかぴかする日だったんだねぇ、君は。

初めて石からの意思を感じたような気が、ちょっぴりだけしました。
ダジャレもちょっぴり。

それでは、また。

以下サイトも参考にさせていただきました。

■フローライト | 天然石・パワーストーン意味辞典
http://www.ishi-imi.com/2009/05/post_384.html

■フローライトとは|パワーストーン辞典
https://pascle.net/dictionary/fluorite_top

■フローライト【意味・効果まとめ】鉱物図鑑 2017年版 |パワーストーン・天然石
http://therapy-stone.com/blog/archives/3351/