初めまして、と手にするパスポートは楽しい。

スタバの豆を初めて買ってほくほく気分でございます。

コーヒー自体はそこそこ飲みますが、こだわりとかそういうのは全く無く。こだわり無いが故に知識も無く、なんちゃらブレンドやらコーヒー豆の種類がどーだこーだも「なんだか呪文みたいで可愛いなぁ」で終わっちゃう程度のコーヒー飲みです。

サクッと美味いのが飲めればいい、というある意味ゼータクな嗜好。

ラテやクリーム系などの甘いのも良いけれど、少しばかり甘さにやられてしまうので、お供はだいたいブラックです。

旅をする気は無かったんだけどね

特にカフェやら喫茶店やらを探索するでもなく、ここしばらくはファミリーマートのコンビニコーヒーにハマってました。美味いんですよ、ファミマ。アイスコーヒーに備え付けのキャラメルシロップだけを少し足すのがお気に入り。

しばしファミマのコーヒーを飲み続けて、「私は炭っぽい味わいのコーヒーが好きなんだなぁ」と気付いてきました。こういう味わいのコーヒーがいつでも飲めたらいいのにな、と。

しかし今まで銘柄などは無頓着で飲み散らかしていたもので、ファミマコーヒーみたいな好みの味わいのコーヒーがなんという名のもので、どこに存在するのかわからない。

ここなら何かあるかなーとスタバでぼんやり豆を眺めていましたら、種類は多いしどれもこれも豆の量が多そうで…。一発で好みの豆に出会えたら良いけど、そうじゃなかったら飲み切れないんじゃないかしら、とぼんやり棚を眺めることしばし。

そんな私を見かねたのか、スタバのお姉さんが豆は100グラム単位でも買えますよ、と声をかけてくれました。ここにも優しい世界があった。

あ、じゃあお試しでコレ100グラムください!とパッケージの鳥が可愛かったコロンビアという豆を購入。

そこから流れるようにスタンプカードお持ちですか、いえ持ってないです、こういうのありますよ(、とコーヒーパスポートを見せていただき)「シールもパスポートも全部ください…!」と軽やかにスタバにホイホイされました。さすがだったぜカウンター越しのセイレーン。

おそらくコロンビアを飲み終えたら、次に試すコーヒー豆を探しに行くでしょう。

そしてせっかく豆を買うなら、コーヒーパスポートを埋める旅に出ても良いかもしれない。100グラムずつ買えるし、シール集めて飲んだ豆を記録するの楽しそう。

…と、どう考えてもスタバにホイホイされる未来しか見えません。

コーヒーパスポートを手にしたことで「好みの豆を探す ” 旅 ” 」が本当に「旅」のように感じられたこと、とても楽しそうだと思えるんですよね。だからまあ、いっかな。

パスポートを手にしたらば旅立たねばなるまい。

ゴールに辿り着きたくなるか、いつまでも辿り着かずに旅をしていたくなるか、どっちに転んでも楽しい旅になりそう。

この旅のお供は豆挽きミルかな。

それでは、行ってまいります。