新年度を待ちわびていたかのように、今年も支払い用紙が届き始めました。
これも春を告げる知らせ…なんだろうか。うれしくない。
支払い準備を始めながら、そういえば家計管理を今の方法にしてから、「家計簿が続かないことで自分を責める」ことはなくなったなぁ…と、ふと気付きました。
というかそもそも、日々のお金の出入りという意味の家計簿をつけていないんです。つけていないから、家計簿を書かないことで自分を責めることがない。
やりたいことは家計簿をつけていた頃と変わっていなくて、
- 収入が少なくてもゆとりを持って暮らしたい。
- 先を見据えて計画を立てたい。
- お金との付き合いはずっと続くから、家計をコントロールしたい。
…ということ。
続かなかった家計簿の理由は
家計簿を始める時はやる気に満ちていたはずなのに、いつの間にか書かなくなった家計簿やアプリ。
その残骸を見ると、「自分はお金の管理もできないのか…」と落ち込み、次こそは!と違う家計簿を使い始めては同じことの繰り返し。
お金の管理がしたい、けれども家計簿は続かない。
家計簿が続けられない自分はダメな大人なのだ…と落ち込み、落ち込む回数が増えるごとに「家計簿は面倒くさいもの」という心の壁だけが高くなって、逆にどんどん家計簿をつけることのハードルが上がっていくネガティブループにハマってしまっていたんですね。
「ゆとりある暮らしのために」家計簿を始めたはずなのに、いつの間にか「お金を管理すること=家計簿をつけること」になってしまっていて、家計簿をつけることに目的がすり替わってしまっていたんです。
家計簿って、ほぼ毎日書くじゃないですか。お金の出入りがある限りはずっと続く。…ということは、終わりがないわけです。いつまで続ければいいのか、ゴールがない。
これ、毎日書くことを楽しめる人はいいと思うんですが、私は「ゴールがない」という暗闇をただひたすら歩き続けることができなかった。いつの間にか「家計簿をつけること」自体が目的になっていたから、いつまで書けばいいのか分からない家計簿を続けることができなかったんだろうな。
家計簿って「家計を管理するための方法のひとつ」なんですよね。お金を管理するということが目的で、そのために日々の収支を記録していくノートが家計簿。
何もないところから、収支の傾向を把握するために家計簿に記録するのはとても有効だと思います。元になるデータがないと、次の手を考えられないですし。
ただ、家計簿はあくまでも「お金を管理するために収支のデータを集める」ことがメインなので、ある程度の期間を集計したら次のステップを考える必要がある。言い換えれば、「家計簿の次のステップがあるから、家計簿をつけるのは一定期間で区切って良い」ということ。
この考え方になってから、少し気が楽になりました。
今、我が家は家計簿はつけていませんが、別の方法で家計は管理しています。毎年支払う税金とか、たまの旅行とかの楽しむためのお金を用意しておくことも、今は日々を大きく制限することなく出来ていますし。
今のスタイルになってから、ゆるいながらも私なりにお金とうまく付き合えている。そのうち考え方も生活もまた変わることがあると思うし、その時はまた家計簿をつけることもあるんだろうと思うけれど、前よりは家計簿は面倒くさくないと思えているのでいいかなぁと。
家計管理については、このサイトを参考にさせていただいています。
■ずぼら節約主婦.com ★ hanaの袋分け家計簿/節約貯金ブログ
こちらのサイトは「幸せになるためにお金を使う」というスタンスで、独自の家計管理方法を公開されています。節約や家計管理って我慢することだと思いがちだけれど、なんのために家計を管理するのか、幸せに生きるためさ!ということを忘れずにいたいな。
それでは、また。